【実話】地下アイドルをきっかけに友人を好きになってしまった話

 

 

 

今からここに書くお話は全て本当の話です。

 

 

 

いつからなのかはっきりしたことは分からない。結論から言うと私は今、友人(女性)のことが好きなのかもしれないという感情に困惑している。

 

 

私が今から書くのはそこに至るまでの経緯である。

 

 

私はもともと女性アイドルが好きで初めて買ったCDはモーニング娘。その後も48・46グループの握手会などに行ったり、ももクロのコンサートなどにも行ったり、所謂地上グループのファンをしていた。

しかし、地方から大学進学と共に上京した私は「地下アイドル」なるものが存在するということを2年前の2015年に知った。よくよく調べてみると地下アイドルは地上グループよりも握手の時間が長い上に1000円とかで一緒にチェキという写真も撮れてサインも付くというなんとも神的な事実を知る。

 

 

 

ここで前置きとして、言うのを忘れていたが、私は根っからのジャニヲタである。デビュー組とジャニーズJr.の掛持ちをしており、クソDDレベルでさまざまなグループのコンサートに行く。どれくらいのレベルでジャニヲタかと言うと、まずKinKi Kids、嵐、関ジャニ∞、Hey!Say!JUMP、Sexy ZoneA.B.C-ZジャニーズWESTのファンクラブに入っており、好きな子や応援している子が出ているコンサートや舞台には必ず5回以上は入る。回数が少ないコンサートなどは全ステが普通。遠征も余裕でする。福岡や北海道も普通に何のためらいもなく行く。初日も千秋楽も必ず入る。ちなみに、ジャニーズJr.が出演している舞台などは一ヶ月や二ヶ月間ずっと公演があるので週1・2回のペースで入る。以前帝国劇場で二ヶ月間あった舞台には数えたら20回以上入っていた。ちなみに内容は同じである。同じ内容のものを20回以上見ても彼が出ているから全く飽きない。そいうレベルでジャニーズのヲタクをしている。つまりジャニーズを中心に女性アイドルのコンサートや握手会にたまに行ったりする、そういうスタンスで今までは生活してきたのだ。

 

 

しかし、コンサートや舞台がない期間、彼氏もいない友達も少ないという私は大学やアルバイトという、とてもつまらない生活をしていた。ブスな上にコミュ障の私は気心が知れた仲良い友達でもどうしても気を遣ってしまい一緒にいると疲れてしまう。しかも、友達と遊ぶとなるとお金がかかる。

 

私は今後予定されるコンサートや舞台にお金をまわしたいので、極力アイドル以外にお金を使いたくない。そのためジャニーズの現場にもほぼほぼ1人で行く。普通に1人の方が楽なのである。なぜならコンサート後にご飯を食べようだなんてことが無く、直帰できるからだ。そして、コンサート終了後はひたすらにコンサートや舞台のレポをツイッターで行う。そのためフォロワーは今では5000を超えた。(ちなみにフォロワーはいてもこの人たちとは会ったことすら話したこともない。)これが私のスタンスである。

 

 

 

 

 

 

 

そんな根っからのジャニヲタであった私は地下アイドルという文化に興味があった。人生に一度はこの文化に触れておきたいそう思い、女性無料のライブが開催されていたイベントに行った。曲は全く知らなかったが、可愛い女の子たちが笑顔で踊って歌っているのを見ているだけで涙が出そうになった。無条件に頑張れと応援したくなった。そして、女性ということもあるのか、こんな私にステージ上のアイドル達はめちゃくちゃ笑顔でレスをくれたのだ。

 

 

そして、私はライブ後に行われる「特典会」なるものに参加をした。1000円でチェキと呼ばれる写真がアイドルと一緒に撮れて約1分~1分30秒、お話しができるというものであった。

しかし、仕組みがイマイヒトツ分からないというのと、コミュ障の私が果たしてアイドルとそんなに長くちゃんと話すことができるのか不安で、ファンが列をなしている辺りをうろうろしていた。すると、「女性が来るなんてめずらしい!」と年配のおじさんに声をかけられた。このときは本当にびっくりしたが、震えそうな声で「あ、、、はい、、、。初めてきました、、、。」と返事をした。続けてそのおじさんは「え!初めてなの!??じゃあ、おじさんのこのチェキ券あげるよ!」と言われなんと通常1000円かかるチェキ券をタダで貰えることができた。あのときのおじさんありがとう。本当にありがとう。

そして、そのおじさんに特典会のルールなどを教えてもらった。そして、列に並びワクワクと不安と共に順番を待った。

運営の人が「はい、じゃあ次○○ちゃんの方〜!」と言われ「あっ、はい!」と返事をした。

 

私が行くと先ほどステージ上からレスをくれた女の子が

 

「あ!!!さっき見てくれてた子だ!」

 

と全力の笑顔で話しかけてくれた。もうこの時点で涙が出そうになった。私のことを覚えていてくれたことに感動した。本当に嬉しかった。私はそんな可愛い子と話したことなんて初めての経験だったので、ただただあわあわしてしまった。

 

 

そのアイドルちゃんは小慣れたように

「あ、初めましてだよね??何で知ってくれたの!?」と私の手を握りゆらゆらさせてながら言ってきたのである。私は突然の出来事にびっくりしてドキドキしてしまった。

 

以前、NMB48渡辺美優紀さんの個別握手会に行ったときも手を握られゆらゆらされたが、そのときよりも遥かに嬉しかった。なぜなら、極端に距離が近く、周囲もガヤガヤしており、その以前の握手会のときのようにスーツを着た”剥がし”なる人がいなく(運営の人は近くにいたが他のファンを対応していた)、完全にそのNちゃんと私だけの空間がそこにはできていたからだ。あのドキドキの感情は今でも忘れない。

 

そして、その後は私のことをコミュ障だと察したのか、アイドルちゃんはどんどん話してくれた。そのためかトーク時間1分30秒が私にとって5秒くらいの早さに感じた。最後にNちゃんが「また来てね!」ととびっきりの笑顔でこちらに言ってきたので私は心の中で「絶対行くよ!!!」と言った。今世紀最大に私はニヤニヤがとまらなかった。帰宅途中もずっとそのアイドルちゃんのことを考えていた。

私はその後も「また来てね!」というアイドルちゃんの言葉にやられアイドルちゃんが所属するアイドルグループの現場に通った。だんだんアイドルちゃんとも素で話せるくらいになった。私はそのアイドルちゃんをきっかけに少しばかり明るい性格になった。アイドルちゃんが楽しめるような会話の内容を考えたりしていたためか自分でもコミュニケーション能力は高くなったと思った。友人からもなんかそっちの方がいいよと言われた。嬉しかった。

 

 

 

 

 

 

その頃くらいだったかもしれない、私が友人のことを好きなのかもしれないと感じたのは…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 女性が同性の女性アイドルを好きになる気持ちというのは、大まかに分けて3パターンあるように思える。

 

一つは憧れ。

 

自分もアイドルちゃんのような性格や容姿になりたいといった感情である。だいたいこういった女子はかわいいものが好きである傾向に思える。(例:セーラームーンプリキュア、サンリオなど)

 

二つめは純粋に応援したいという気持ち。

 

これはその名の通り頑張っている女の子を純粋に応援したいという気持ち。

 

そして3つめは恋。

 

これは、ヲタクの用語として使われる所謂「ガチ恋」なるものである。

 

 

私は、これまで女性アイドル純粋に応援したいという気持ちであった。しかし、今までテレビやステージ上でしか見ることができなかったアイドルとお話しができて、触れることができる。この体験が私の心を変えてしまったのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

ある日バスに友人のAちゃんと乗っていたときだった。突然大きな虫が私たちの目の前を横切ったのだ。すると友人が「キャーーッッ!、」と叫びながら、私の腕を掴んできたのだ。

 

 

 

すると今までは無い感情が私の中に押し寄せてきた。

 

 

私はその友人のAちゃんにドキドキしてしまったのだ…。

 

 

そのドキドキが抑えられず、私は顔真っ赤になってしまったので必死にAちゃんに見られないよう私は自分の顔を窓にとまる虫に向けていた。

 

これまでに無い感情が私の中に押し寄せてきたので正直私自身、驚きと共に困惑してしまった、、。友人のことが好きという感情を直に感じたのはそれが初めてだった。

 

 

 

 それからというもの、私はそのAちゃんと会うときはお化粧を念入りにしたり、身だしなみを気をつけるようになった。またAちゃんに「なんか今日の服可愛いね!」と褒められときはその服をヘビロテするかのように着た。

また1番変わったのは、Aちゃんのちょっとした仕草や言動に対していちいちキュンキュンするようになってしまったのだ。また、よく男子は好きな子に対していじわるしたくなると聞くが、その気持ちにものすごく共感できた。友人がちょっとしたことで甘えてくると「えーーやだなぁー」とか「それは無理だなぁー」といじわるすることがある。それは本心ではないのだが、何故か甘えてくる彼女をいじめたくなってしまうのだ。また、私は独占欲が強いだけかもしれないがAちゃんが他の女性と遊んでいるとものすごく気になる。誰とどこに行ったのかなどものすごく気になる。ましてやそれをインスタグラムなどに載せていた時には嫉妬心がものすごくあった。また、Aちゃんが他の女性と仲良くしているところをあまり見たくないためAちゃんと遊ぶときは必ず2人で遊んでいる。たまに私とAちゃんとその他何人かで複数で遊ぶときもある。しかし、そういうときも私はAちゃんが誰と何を話しているのかがとても気になってしまうのだ。

 

 

 

ここで言っておくが、私は以前男性とお付き合いしていた経験がある。誰かと付き合うという経験が全く無かったため、私はその男性と付き合う前は「早く彼氏が欲しい!!!」や「付き合ったら、彼氏に○○してもらってぇ〜」などという妄想を友人によく話していた。

 

しかしはっきり言ってその男性と付き合ったときは全くときめかなかったし全然一緒にいても心が満たされなかったもである。そしてその男性と別れてからは一切彼氏が欲しいという感情はなくなってしまった。むしろ今は女の子に「もっと一緒にいたい」「もう帰っちゃうの?」などと甘えられたいという感情の方が大きい。

 

 

しかし私はこのように女性のことが好きとなる時期もあるが、尚且つ今まで通りに男性も好きになる時期もある。その理由として普通に男性のことをカッコ良いと思う事もあるし、何よりも現在もまだジャニヲタを続けている。(しかし、会場にいるジャニヲタは身だしなみも綺麗にした可愛い女の子たちが多いので私にとってはパラダイスのような空間であるが。)

 

 

 

 

 

この感情はいったい何なのか・・・・・。

 

 

 

 

 

友人への恋。決して報われない恋。

 

 

 

 

 

 

 

とにかく私はこのことを家族、ましてや友人なんかに相談できるわけでもなく新たにブログを開設して吐き出している。

 

 

 

 

 

 

ここまで長々と書いてきたが、とにかくこの感情を誰かに言いたかったのだ。許して欲しい。